一年に一度、沢山のお花に囲まれて幸せなときです。 が、準備に追われて、いつも以上に掃除がおろそかに・・ 写真に写っていることろ以外は大変なことになってますよ^^; 発表会の日の朝。 出待ちの衣装たち。 今年のドレスは、 発表会のための姉妹の服 - Welcome to our concert! - かわいきみ子 より 『レイアードの丸ヨークのドレス』です。 この本を見たことある方はすぐお分かりになると思います、 本のまんまです^^; 色の選択もまんま。 アレンジまったくナシの本どおり。 去年までのドレス<コレ>とか<コレ>は、 同じくかわいきみ子さんの先行本 発表会のための少女の服 - かわいきみ子 から作っていました。 この2冊のおおきな違いは、 “少女の服”が130センチまで(しかもパターンは原型から自分で作図する必要あり)に対して、 “姉妹の服”は原寸大パターン160センチまでつき☆ miは130センチサイズなので、まだ“少女の服”で行けるし、まだまだ作ってみたいデザインもあったのですが、 演奏曲が決まって『さあ、どのドレスにしよっかな』と2冊をパラパラ見てたところ、 『コレだ!!』っとぴぴっと来ました。 miに、『スカートがね、ちょっと短くてバルーンになってるんだよ』と口で伝えた時は、 『えー!やだぁ普通のドレスがイイ!!』と抗議されたのですが、 本を見せたら『これがいい☆』とすぐ気に入りました。 『でしょう^^』 デザインは決まりました。 次は色です。 本のとおりってのもつまらないので、ハハは“青”を提案。 でも、miは『これと一緒の“赤”がいい!』と言って譲りません。 まあ、赤いドレスなんてそうそう着れないしね。 曲のイメージともばっちりだし。 そおなんですよ。 今年の演奏曲は、、、 『スーパーマリオ』だったんですよ。 本当の曲名は、スーパーマリオブラザース より 地上BGM〜なんたらかんたらという長い名前なんですけど、 いわゆる、ゲームのマリオの曲ですワ^^; 最初にこの曲に決めたと聞いた時は、 『へっ?何着せればいいワケ??』って感じで・・ 『赤いサロペットズボンと帽子、きのこのぬいぐるみ作ってエレクトーンに置いてあげる』なんて提案してみたんですけど^^; 当然のことながら却下されまして・笑 それに、もう一曲がディズニーの『星に願いを〜小さな世界メドレー』だったので、 あんまりマリオちっくにしてもね^^; ドレッシー過ぎなくて、マリオにもディズニーでもいけて、 この元気なデザインはお転婆miにもぴったりだと思いました。 スカート丈がほどよく短くて、足の動きが激しいエレクトーンにはとてもいいです。 かわいさんの本は、ピアノだけじゃなくていろいろな楽器演奏をイメージしてるドレスが掲載されているので助かります(エレクトーンはありませんが)。 このドレスのモデルさんは、バイオリンを持ってます。 かわいさんがイメージした曲は『アマリリス』ですって^^ 『マリオ』じゃあないわな^^; ドレス生地ですが、 “少女の服”では、結構細かく生地指定してありましたが、 “姉妹の服”には、あまり生地に関する記載がありません。 でも、『手作りだからこそ、本物を贅沢に』というのがかわいさんのポリシーなので、 きっとこれはシルクだろうなと思いました。 そこで、今回は、 Oriet Kyotoさんの シルクシャンタン ローカウント の『カージレッド』を使用しました。 数年前、シルクシャンタン指定の白いドレスをポリのシャンタンで作りました。 miのドレス2作目でした。 その当時は、まだあまりにも未熟者で、とてもとてもシルクに手をだすなんて恐ろしくてできませんでした^^; 縫製の技術はまだまだですが、ドレス作成は6作目、一年に1回ですが少しずつ経験は積んできました。 ネットで比較的安価なインドシルクを見つけたので今回は挑戦してみることにしました。 比較的安価といっても、用尺3Mで6900円。 失敗は許されないので^^; 見ごろだけは別布で試作しました。 袖ぐりがすこし狭かったので広げました→これがちょっと失敗だった。。 シルクシャンタンは程よく厚みがあって、とても扱いやすい生地でした。 きっとポリのシャンタンでもそんなに見栄えに変わりないと思いますが、 シルク特有の艶と張りは、ドレスが形になっていくにつれ、 作り手のワタシがなんとも幸せな気分になりました。 でも、幸せな気分は身頃作りまでで、、 それ以降は延々とつづくギャザー寄せにうんざりで^^; 次の満足感は、最後の最後、すべてが完成したときでしたけど(苦笑) このドレス、技術的にむずかしいところは何にもありません。 ひじょうにシンプルな作りです。ファスナーもないし。 でも、 苦労したのは、 まずパターン写し。 今回は“実物大パターンつき”だし♪なんて楽観していたら、 パターン紙広げて目眩が・・・ 線が重なりすぎてて分けわかんないよぉ(泣) もともとパターン移しが大の苦手なのに、 ひとつのパターンを何種類かのドレスにアレンジされているので、 どの線がどのドレスなんだか。。汗 ここで半日使用。 難しい作業はなくても、手でまつる、ギャザーを寄せるなどの作業が多くて、、 なんだかんだと時間がかかります。 今回一番の苦労はギャザー寄せ。 見頃のギャザーとスカートのギャザー、それが裏表。 バルーンスカートのギャザーとギャザー地獄でした。 この生地、触れば触る程ほつれがすごくて。 ギャザーを寄せてるうちに生地がなくなるんじゃないかという恐怖と戦ってました(大げさ) 後で気づいたんですが、細かいミシン目で端ミシンを一本かけておけばよかったかな。 最後のギャザーで思いついたので実践できませんでしたが・・ このほつれのせいで、しば〜らく家のあちらこちらで真っ赤な糸くずが発見されてました^^; まあ、縫い代がどんなにほつれていようと、総裏地の中に隠されますので^^ 最終的には、満足のいく完成度となりました(ワタクシレベルで) 裏地と言えば、今回のドレスではじめてキュプラの裏地を使ってみました。 今までのドレスは綿ローンなどを使ってました。 子どものドレスなので肌に優しいかも、とか汗吸うしとか理由づけしてましたが、 裏地生地を避けてきたのは『きれいに縫う自信がない』てのが実は一番大きな理由でした。 でも、今年は、 新しいミシンがありますので!! キュプラに初挑戦☆ あのうっすい生地も難なく縫ってくれたときには感動を覚えました。 前のミシンだったら、縫い始めで巻き込まれて終わり・・だったと思います^^; あともうひとつ。 レシピではヨーク部分に“パンピース芯”を使っていますが、これが近所のお店では手に入りませんでした。 本中では『ウールの芯』と書いてありましたが、買い物にでた先では何なのか想像も出来なかったのですが、 ネットで調べてやっとわかりました。 スーツの襟裏などに使われているグレーのフェルト生地みたいなやつですよね? ネットでは取り寄せが出来そうでしたが、もう時間がなかったので、 ぱりっとさせすぎぎない張りが必要なのかな?って解釈しまして、 厚めのニット用接着芯を貼りました。 そんなこんなで何とか完成へ♪ 試着させましたら、広げた袖ぐりがちょっと広げ過ぎの感。。 腕をあげたときに下着が見えそうだったので、 在庫生地から赤いニットを引っ張り出してきてキャミソールを作りました。 スカートをつけてスリップにしようかとも考えたのですが、面倒くさくなったので、 丈を適当にのばしてワンピ丈に。 それにしても真っ赤な下着、これ以降出番がなさそうだよ。 靴は去年と同じものが履けたので、 シューズクリップを作り直しました。 (fuminovちゃんまたリボンつかったよ) それにしても、靴の飾りなんて誰も見てないし、、 ホント、自己満足の世界だわ^^; 唯一、ボロボロの中敷きを張り替えるために持って行った修理のおじさんに 『かわいい靴じゃない』って褒めてもらえた(笑) 長くなっちゃったのですけど、 最後に、 実はコレ↓が今回一番の自信作☆ 100円ショップで買ってきた造花のプラスチックの芯を抜いて、 フェルトで作った芯を縫い付けました。 この時期の100円ショップはクリスマス仕様のラメラメ花ばっかりで、 なんとか使えそうだったのが、このポインセチアでした。 色もぴったりだったし、 安っぽい花びらも重ねれば豪華に^^ カチューシャは、これも以前100円ショップで買って、犬に齧られてぼろぼろだったのを補修して、 生地をはがし、はがした生地と同じ形に切ったベロアニットでくるみました。 裏は糸でかがって、縫い目を隠すために黒レースをボンドで貼付けました。 材料費200円也♪ 今回のドレスは、レースなどの副資材がかからなかったので、 総材料費9,000円くらいかな・・ 高い?安い? 輸入ドレスなんかだったらもっと安く手に入るもんね、安くはないです。 大変だし、お金もかかるけど、 毎年、毎年作り続けるのはやっぱり楽しいから♪ こんなに忙しい思いをして「ワタシ、毎年何やってんだか」なんて思いながらも、 来年はどんなのにしようかなーなんてことも考えている(笑) miは来年は4年生。 いつまで喜んでドレスを着てくれるかしら? もう年齢的にぎりぎりかもしれないから、次はふわふわお姫様ドレス作りたいなー。 それには、miの好みもさることながら、 選曲から目を光らせなければ。マリオはもういいからね!なんて^^ Top▲ |
by tsunatam
| 2010-12-07 23:26
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